コース紹介

リレーエッセイ企画「卒業生の活躍について」

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本企画では、文学部の専任教員が「どんな専門なのか」「何が勉強できるのか」といった内容を中心に、受験生の皆さんへのメッセージを含めたショートエッセイを執筆しました。どうぞお楽しみください。

東京都公立中学校の社会科教諭として働くOさん

仁藤 智子(にとう さとこ)教授(専門分野:歴史学?日本古代史)

 一般企業や地方公務員、教員など、考古?日本史学コースの卒業生の進路は多岐にわたりますが、最近やり取りした卒業生のOさんを紹介します。Oさんは、いつもニコニコ穏やかで、ゼミでも決して口数が多いタイプではありませんでした。母校である都立高校の教育実習では、気負うことなく、持ち前の自然体の語り口で生徒に接していました。実習後に大学に戻ると、卒論のテーマを変更し、実習での自らの「問い」を深めていきました。卒業とともに東京都中高教員に採用されて、公立中学校の教壇に立っています。

教員になろうと思ったのは、「どんな時も生徒に対して真摯に向き合う先生に出会い、人の心を動かすのは教員にしかできないと思った」からだそうです。今は授業準備に追われながらも、「生徒が積極的に参加してくれ、授業が分かりやすいなどと言ってもらうと嬉しく、辛いと思ったことはありません。生活指導や進路指導、部活指導や学校行事と、仕事量はかなりありますが、楽しく仕事ができています」とにこやかに語ってくれました。

大学4年間で培った「知識」と「仲間からの学び」が、今の自分を支えてくれているとも話してくれました。「大学の講義で教わった内容がかなり活かされています。社会科の知識については、時代ごとに深い知識を得ることができる点が、国士舘大学考古?日本史学コースの強みだと思っています。また、文学部のなかに教育学科があるので、教職の専門的な知識や実践を得ることができ、授業や生徒指導に役立っています。さらに、「ここが良かった!」や「ここはこうした方がいいかもね!」など、教職を目指していた仲間からの指摘から多くのことを学べました」と話してくれました。

最後に、後輩へ次のようなメッセージをもらいました。「教職を取りながらの大学4年間は大変でした。それでも、同じ教職を目ざしている仲間と助け合い、競い合いながら、一度も投げ出そうとしたことはありません。そのおかげで今、毎日充実した日々を送っています。教職は大変だと聞いて敬遠してしまう人や途中で諦めてしまう人が少なくないと思いますが、ぜひ最後までやり抜いてほしいと思います。夢をもって頑張ってください。」

夢をあきらめずに実現したO君。先日は一緒に学んだ同級生たちと食事を囲んで、情報を共有するだけでなく、元気をもらったそうです。Oさんの話に、私も温かい気持ちになりました。

  • 仁藤先生写真1
  • 仁藤先生写真2

<2024年 7月 19日(金)掲載>

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