体重無差別で柔道の日本一を決める全日本選手権が4月29日に日本武道館で開催され、本学柔道部の斉藤立選手(体育学部3年ー国士舘高校)が初優勝を果たしました。
2回戦から登場した斉藤選手は順当に勝ち進み、準決勝では五輪2大会連続代表の原沢久喜選手を撃破。迎えた決勝では昨年の世界選手権の王者である影浦心選手を15分に迫る激闘の末、体落としで技ありを奪い日本一の座を掴みました。
試合後のインタビューでは報道陣に対し、「多くの人に支えられて柔道ができていると感じた」と感謝の言葉を口にした上で「自分はまだまだ挑戦者。何が何でも勝ち続けていくつもり」と決意を新たにしました。
斉藤選手は1984年ロサンゼルス?オリンピック、88年ソウル五輪で男子95キロ超級を連覇した故?斉藤仁本学教授の次男で、史上初となる親子2代での全日本制覇となりました。
また、今大会での優勝を受け、10月にタシケントで実施される世界選手権の男子100キロ超級代表に選出されました。
男子代表の鈴木桂治監督(本学体育学部教授)は選考理由について、 「全日本選手権や昨年の国際大会での優勝を大きく評価した。 原沢選手や影浦選手に勝ち、内容も代表にふさわしい」とコメント。 パリ五輪の出場を視野に今後の活躍が期待されています。
※5/11写真を追加更新しました。
- 準決勝で東京五輪代表の原沢選手と対戦
- 決勝戦で昨年の世界選手権覇者?影浦選手と対戦
- 技ありを奪いほえる斉藤選手
- 14分を超える激闘を戦い抜いた両者
- 優勝者インタビュー
- 賞状や優勝トロフィーと共に
- 賜杯を手に吉永慎也監督(左)、成田泰崇コーチ(右)と記念撮影に応じる斉藤選手
- 会場で激戦を見守った本学関係者らと共に記念撮影