研究活動の紹介
西洋哲学の視点から現代の民主主義、戦争、格差、差別などを問う
これまで主に20世紀フランスの哲学者サルトルの著作を対象として哲学?倫理思想の読解と批判的継承を試みてきました。それをさらに深め、加えて古代ギリシャやドイツ近代の哲学へと視野を広げて、危機に瀕する民主主義や多様な形を取る暴力など現代の切実な問題を人間存在のあり方に立ち戻って根本から考え直す一連の著作を執筆?公刊中です。
ゼミの紹介
欧州の分断?対立と統合の歴史を踏まえ現在のEUの動向を探る
2800年におよぶ分断?対立の歴史を経て、ヨーロッパがどのような共通性を背景に統合を進め、域内だけでなく世界全体の経済格差や環境問題、人権問題にどう関わっているのかを問います。ゼミは学生自身が問いを立て、調査し、考え、発表し、相互に議論する能動的な活動を中心としています。日本やアジア諸国との比較分析も歓迎します。