研究活動の紹介
多様な正社員の人材マネジメント研究
限定正社員の人材マネジメントについて研究しています。 限定正社員とは、勤務地(転勤がない、特定店舗勤務など)?職務(事務職、SE採用など)?労働時間(短時間勤務、残業なし勤務など)のいずれかまたは複数において限定性を有する正社員で、いわゆる正社員と呼ばれる、勤務地?職務?労働時間に限定のない無限定正社員と対比される日本独自の就業形態を示します。2010年代に入ってからその活用が促進され、現在約4割の企業において活用されています。働き方として好ましいと思う若者層も多く、今後はより多くの人々がこうした働き方をするようになると思われます。 このような限定正社員に対する人事管理、すなわち人材マネジメントが、彼?彼女らのやりがいやキャリア形成にどのような影響を及ぼしているかを明らかにするための研究を行っています。
ゼミの紹介
「働く」を科学する-人材マネジメントの学びを通じて真剣にキャリアを考える-
本ゼミナールでは、「働く」とはなにか?を理解するために、企業における様々な経営課題を従業員の反応や行動の観点から考察することの重要性について深く考えていきます。近年注目されている主要なトピックを中心に、管理する側である「組織」と管理される側の「ヒト」の双方の視点の獲得を目指します。 また、「ヒト」の管理に関する「人材マネジメント(人的資源管理)」に焦点を当て、組織で働いていくということ、すなわち「キャリア」について、就職活動にとどまらず就職した先の未来について、みなさんと一緒に真剣に考えていきます。 具体的には、テキストの輪読を基軸として多様なトピックや事例を題材に、個人?グループで課題に取り組みながら理解を深め、ディスカッションを通じてより広く深く考えていきます。多くの文献や資料の輪読を通じて基礎を固め、応用として映像(ドラマ?映画)を題材にさらなる理解を深めます。