2024年12月16日から20日の期間、国士舘大学政経学部三つの基礎ゼミナール(赤石ゼミ?佐藤ゼミ?柴田ゼミ)と株式会社G-Placeが共同で進めるプロジェクト「フードシェアリングシティを構想せよ!」の秋期発表会が開催されました。このプロジェクトは、食品ロス削減を目的としたフードシェアリングサービスの普及と、それによる地域活性化を目指したものです。
秋期発表会では、新たに帝京平成大学健康医療スポーツ学部医療スポーツ学科専任講師の庄司先生が担当されているゼミも参加しました。各ゼミの学生たちがそれぞれの研究成果を発表し、他のゼミ生が動画視聴を通じて参加しました。特に注目されたのは、各ゼミの学生達が教員独自のアプローチに沿ってフードシェアリングシティを構想するというものでした。
例えば、赤石ゼミでは、春期に実施した「区と区でマッチング」の成果を生かして、春期に担当した区同士の強みや弱みを分析し、そこから新しい食品ロス対策の姿を提案しました。また、佐藤ゼミでは、夏期に実施した「23区食品ロス対策の実態と意向アンケート」の調査結果に焦点を当て、その結果の間に潜んでいる関係を明らかにすることで、23区の食品ロス対策の特徴を見つけました。そして、柴田ゼミでは、春期に担当した区の特徴をさらに深掘りし、夏期のアンケート結果も踏まえながら、各区が今後導入すべき対策を提案しました。さらに、庄司ゼミでは、秋期からの参加ではありましたが、夏期のアンケート結果を学生達が読み解き、各区の食品ロス対策の特徴を見つけました。
また特別ゲストとして、八王子市ごみ減量対策課の担当者と東京都環境局資源循環推進部の担当者の方々が参加し、学生達の提案に対するアドバイスが提供されました。
今回の共同教育プロジェクトの成果としては、以下の点が挙げられます:
- 学生たちが食品ロス削減に向けた具体的な提案を行い、地域社会に対する意識を高めたこと
- 他のゼミ生との相互評価を通じて、批判的思考と建設的な意見交換のスキルを向上させたこと
- 専門家からのフィードバックを受け、提案の質を向上させるための具体的なアドバイスを得たこと
最後に、今回のプロジェクトを共同で実施してきた株式会社G-Placeから以下のようなコメントも頂きました:本年度も共同プロジェクトを実施できたことを嬉しく思います。今回は、『東京23区における理想的なフードシェアリングシティとは何か?』をテーマとしました。各区の食品ロスの取り組みを調べたり、区と区の取り組みの組み合わせを考えたりすることで、新鮮かつ斬新な意見が活発に出ていたと感じております。日頃より弊社では地方自治体の課題解決に取り組んでおりますが、本プロジェクトを通じ、より自治体や食品提供事業者、住民のみなさまへの取り組み強化を考える機会となりました。今後、パートナー企業?団体との協力体制の構築や弊社の事業展開等に生かしたいと考えております。本プロジェクトを通して、学生さんが社会課題や食品ロス、自治体の取り組みに興味を持っていただけていたら幸いです。
私たちのプロジェクトは、秋期発表会の成功を受けて、さらなる活動を展開していきます。今後も、食品ロス削減という重要な社会的課題に対する意識を高め、実践的な解決策を提案し続けることで、地域社会の持続可能な発展に貢献していきたいと考えています。
<産学官×SDGs>東京23区の新しい食品ロス対策を検討する国士舘大学との連携プロジェクト、最終発表会を実施(株式会社G-Placeプレスリリース)
【3ゼミ合同SDGsプロジェクト第三弾】秋期ミッション「東京23区の新しい食品ロス対策を提案せよ!」実施中
3ゼミ合同SDGsプロジェクト第三弾「フードシェアリングシティを構想せよ!ミッションin国士舘」実施中!
政経学部とGPlaceの共同プロジェクト「フードシェアリングシティを構想せよ!」春期発表会の成果報告
国士舘大学政経学部とGPlaceの共同プロジェクト「フードシェアリングシティを構想せよ!」夏期ミッションの報告