11月26日、警視庁玉川警察署「令和6年交通功労者等表彰式」において、寺内研究室に感謝状が贈られました。
2010年に二子玉川商店街から、交通安全の相談を受けてから14年間、二子玉川地区交通環境浄化推進協議会交通部会を中心とした地域主体の交通安全対策を支援しており、本活動が認められ表彰されました。
今回の表彰のきっかけとなった世田谷区立二子玉川小学校の横断歩道の交通安全教室は、信号のない横断歩道において子どもたち自身が安全に横断できる力を身につけることを目的としています。二子玉川小学校、玉川警察署、世田谷区の方々と試行錯誤を続け、ついて6年目の取り組みとなりました。その間に、コロナ禍の中断等もありましたが、啓発動画の作成、横断歩道のうた、さらにダンスの作成と、子どもたちの安全な横断の実現にむけた教室に限らない取り組みへと展開しています。
10月には世田谷区立二子玉川小学校で、二子玉川地区交通環境浄化推進協議会交通部会による横断歩道の安全教室「かるがもワークショップ」が実施され、同小学校の上級生が下級生に横断歩道の安全な渡り方を教えました。
同23日は、玉川警察署交通課の菊地智子警部補から横断歩道の危険についてのお話と、本学理工学部の寺内教授が講師となり「手?足?目をつかった安全横断の技」の練習が行われ、30日には、5年生が1年生に安全横断のわざをつかった実際の横断の仕方を教え、校門前の横断歩道を一緒に横断して練習しました。
この横断歩道の交通安全教室は、信号のない横断歩道を子どもたち自身が安全に横断できるようにすることを目的としています。この取り組みは、2019年から二子玉川交通浄化推進協議会交通部会の取り組みとして、二子玉川小学校、玉川警察、世田谷区、そして地元の方々と寺内研究室で実施しています。途中コロナ禍をはさんで、6年目、第5回となりました。
これまで、単なる安全教室だけでなく、子どもたち自身による啓発動画の作成や横断歩道のうた、ダンスへと取り組みを展開しています。
受賞後、寺内教授は「二子玉川地区交通環境浄化推進協議会交通部会に参画し、自動車の通過交通問題、自転車ルール?マナー問題、さらに自転車走行空間の問題など、部会を通じて多くの地域の方々、玉川警察署?世田谷区の方々といっしょに取り組みの輪を広げることができました。この14年間、研究室の学生たちは、熱心にこの活動に参加し貢献をしてくれました。今回、表彰をいただくこととなり、地域の皆さまと歴代の学生たちに感謝を申し上げます」とコメントしました。
寺内研究室は、日常の空間である生活道路?通学路において、自動車?自転車の交通ルールやマナーの改善、交通安全の実現を目指して取り組まれている地域の方々を支援し、地域住民の活動をサポートしています。
2024.11.27