11月9日、経営学部経営学科の田中史人ゼミが企画する子ども食堂が東急世田谷線(以下世田谷線)の上町駅で開催され、地域の子どもたちと保護者合わせて24人が参加しました。東急電鉄株式会社の協力を得て、上町駅の車庫に駐車する世田谷線の車内が会場となりました。
企画したのは地域活性化を目指した活動を行う田中ゼミに所属する学生6人で、東急電鉄のほか、これまでのゼミ活動で交流のある世田谷観光物産株式会社や空と虹の家保育園から協力を得て、企画実現に向けて準備を進めました。
当日は、学生ら自らが装飾した世田谷線の車内に子どもたちを迎え入れ、車内で昼食をとった後、学生らによるクイズ大会や東急電鉄の乗務員による電車の乗り方、車掌体験などのレクリエーションを行いました。参加した子どもたちは、目を輝かせながら運転席に座り、マイクでアナウンスをするなどして車内でのひとときを過ごしました。
参加者は「車内放送が最初は恥ずかしかったけど楽しかった(子ども)」「チラシをみて申し込んだ。子どもも楽しそうだったのでぜひまた開催してほしい(保護者)」など、満足した表情でイベントを振り返りました。
企画を主導した松田築さん(4年)は「子どもたちに地元の世田谷線を知ってもらうとともに、新しいコミュニティの場所にしたいと考えて企画した。開催まで心配なことも多くあったが、無事に開催することが出来て良かった。子どもたちとのコミュニケーションの取り方を工夫しながら進行することは大変だったが、みんなの楽し気な笑顔を見ることができ、自分自身も楽しめた」と手応えを述べました。
田中史人ゼミでは、地域活性化を目指した活動のほかにビジネスプランを立案する活動も行っており、さまざまな活動を通して起業家や経営者、経営コンサルタントなど社会に貢献する人材を養成しています。