【学生寄稿】「授業の現場から」

経済学科 教授 貫名 貴洋

「授業の現場から」とは

本企画は、各学部のゼミ?研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ?研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。

貫名貴洋ゼミ 執筆者:横山陽友吾さん(政経学部3年)

経済学科の貫名貴洋ゼミでは、経済統計学?計量経済学が専門の貫名教授指導の下、経済学を基礎とした統計学における実証分析の手法を、グループ学習を通じて実践的に修得します。
2年次には主にコンピュータを用いた統計分析の手法を身につけます。春期にはEXCELを用いて相関分析やデータの標準化などの基礎的な統計分析について、秋期には統計分析ソフトのSPSSを用いた回帰分析について学びます。それぞれの統計データの性質を理解した上で、データの加工?分析を行うことで、より本質的な情報を読み取れるようになります。 また当ゼミではグループでの課題解決型学習を重視しており、主体的?協働的に課題を発見し、解決する能力を培うことができます。2年次には統計センターが作成?公開している「標準データセット」を用いたゼミ内発表、3年次の「社会連携プレゼンテーション大会」では地域経済の活性化に資する政策提言を行います。さらに希望者はゼミ外活動として「日銀グランプリ」に向けて活動を行っています。
課外学習としては、2年次の2月に日本銀行の貨幣博物館と東京証券取引所へ見学に行き、通貨の歴史や証券市場の仕組みについて学びました。

4年次にはゼミ活動で身につけた統計分析の能力や課題解決能力を活用して、先生に添削をしていただきながら卒業論文の執筆を進めていきます。
ゼミ活動での仲間との関わりを通して、自分自身と向き合い成長していく体験は、今後の人生において貴重な経験になると感じています。

<国士舘大学新聞 2024年7月27日発行号に掲載>

前列左から横山さんと貫名教授