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2023年05月31日

今年度新規開講「災害とドローン」実技講習を実施しました

今年度から開講した「災害とドローン」の実技講習が5月27?28日、多摩南野キャンパスで行われ、全履修予定者114人のうち8人の学生が受講しました。

 

27日に行われた講習では、機体説明から始まり、機体の点検やバッテリー交換方法のレクチャーを受けた後、基本飛行、応用飛行、カメラ操作まで行いました。

 

はじめに行われた基本飛行の訓練では、体育館の床に置かれた9つのマークをもとに、上下左右前後の動きを組み合わせ、指定されたマークを経由しながらドローンを飛ばせるように繰り返し練習し、学生らは真剣なまなざしでドローンの操縦に取り組みました。

 

つづいて行われた応用飛行の訓練では、進行方向を旋回や8の字など複雑にした飛行や、カメラを被写体に向けながら旋回する飛行方法を学んだ後、中庭に移動して実践飛行を行いました。

風の影響を受け操縦する難しさを体感しながらも、被写体にカメラを合わせた状態で遠ざかり上昇する「ドローニ―」という撮影方法に挑戦し、それぞれ迫力のある映像を撮影しました。操縦した学生は「同時に3つの操作を行い、被写体を映し続けるのがとても難しかった。少しずつ慣れ、コツをつかむことができてうれしい」と喜びの表情を浮かべました。その後、体育館に戻り、カメラ操作や目視外飛行の訓練を行い一日の講習を終えました。

 

講習を受けた学生らは、「公務員を目指してるので、今後の活動で災害に関わるドローンは必要であると感じ受講した。国家資格を取得し、ドローンを活用した社会貢献ができるようになりたい」、「さまざまな現場でドローンが使われているので、今はドローンの時代なのだと思っている。国士舘大学でのライセンス取得は、民間で取得するよりも安くできるためとても魅力を感じた」、「現在、測量士補を取得するために勉強している。資格を取得しドローンでの測量についても学びたいと思っている」「将来は映像クリエイターになりたいので、ドローンを使えれば、綺麗で迫力のある素材を撮れると思い受講を決めた。段々滑らかに操縦できるようになり楽しい」などと話し、さまざまな目的を持った学生が、ライセンス資格取得に向け本講習で学びを深めました。

 

近年、ドローンは急速に進化し、熱海の土砂災害、千葉県の台風災害においては、ドローンによる被害状況調査等が行われました。また輸血、AED等の医薬医療物品、災害時の支援物品等の輸送実証実験が行われ、防災分野だけでなく、地理環境、測量、都市整備、農政、インフラ整備などのさまざまな分野で有効活用されています。

日本ではこれまでドローンの民間資格がありましたが、2022年12月5日から国家資格である「無人航空機の操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」が開始されました。本科目 「災害とドローン」では、全3日間のカリキュラムを修了し授業内試験に合格することにより、国土交通省管理団体資格「UAS LEVEL 2」ライセンスを取得することができます。この資格取得により十分な経験者とみなされ、国家資格である二等無人航空機操縦士ライセンスが取得しやすくなります。

受講者で記念写真受講者で記念写真
  • 植田広樹教授植田広樹教授
  • 都城治助教都城治助教
  • 機体説明を受ける学生ら機体説明を受ける学生ら
  • 学生は安全ネットの中からドローンを操縦学生は安全ネットの中からドローンを操縦
  • フライトシュミレーターを使用し、ホバリングの効かない状況での操縦を体験フライトシュミレーターを使用し、ホバリングの効かない状況での操縦を体験
  • 4人に対して1人の教員が付き丁寧に指導4人に対して1人の教員が付き丁寧に指導
  • ドローンの軌道をレクチャードローンの軌道をレクチャー
  • 撮影した映像をグループで確認撮影した映像をグループで確認
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