2023年03月09日
八潮こども防災マイスター育成プロジェクトを実施しました
2月25日、多摩南野キャンパスに埼玉県八潮市の児童生徒17人が訪れ、「八潮こども防災マイスター育成プロジェクト」が開催されました。
八潮市と八潮市教育委員会が主催する本プロジェクトは、防災の知識や救急救命の重要性について早期の段階で学び、地域防災活動の中心として活躍するとともに、有事の際に成人とともに地域の力となることを期待し防災教育の充実を図るもので、本学の防災?救急救助総合研究所が講習を担当しました。
当日バスで多摩南野キャンパスに到着した小学5年生から中学1年生までの児童生徒らは、防災に関する講義で防災の知識を学んだ後、心肺蘇生法講習で胸骨圧迫やAEDの使用方法について指導を受けました。
その後、ケガをしたときの応急手当や搬送法の訓練、初期消火訓練などのほか、災害現場で活躍するドローンの飛行見学を行いました。最後に訓練用救急車と災害対応車への同乗体験をし、終了しました。
閉講式では本研究所の島崎修次所長が防災マイスターの認定証とキャップを一人一人に授与しました。島崎所長はあいさつで「今日の講習で学んだことをぜひそれぞれの家庭や学校に持ち帰って、皆さんが防災マイスターとして周囲に広めてほしい。災害が起きた時に何ができるかを考えるきっかけになればうれしい」と期待を寄せました。
「八潮こども防災マイスター」は、八潮市が防災や救急救命の講習を修了した小中学生を認定する制度で、2017年3月に本学と締結した「包括的連携に関する協定」をもとに、防災教育などで協働する中で発案されました。コロナ禍で中止が続いていましたが、3年ぶりの開催となりました。
- 田中副所長のあいさつ
- 心肺蘇生法講習
- 応急手当
- ドローン飛行見学
- 災害対応車の見学
- 搬送法の訓練
- 全員に防災マイスターのキャップと認定証が配られた
- 閉講のあいさつをする島崎所長