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2024.12.04

第11回FD研修会を実施しました

教育?研究

本学FD委員会は11月30日、第11回FD研修会を対面とオンラインのハイブリッドで実施し、教職員160人が参加しました。

今回は、「学生が学びやすい授業づくりのために~学生募集から考える~」と題し、2部構成で研修会を実施しました。

開会に先立ち、FD委員会副委員長の経営学部?池元有一教授が本研修会の趣旨を説明し、続いて佐藤圭一学長が「高等教育がパラダイムシフトし、今は将来の職業と関連付けて選ぶ受験生も多い。本学にも明確なアドバンテージがあるが、今後も入学前教育や入学後の教育課程の充実が必要とされ、ますますFDが必要となると感じている。本研修が有意義なものとなることを願っている」とあいさつしました。

第Ⅰ部では、「学生募集の現状について」と題し、株式会社KEIアドバンスの平野史明氏、本学入試部の植田尚美氏と海老澤尚氏による講演が行われました。 平野氏の講演では、「河合塾データからみる最新入試動向」のテーマのもと、18歳人口の大幅減少を危惧しつつも、大学志願者数は大幅に減少していないことを説明し、昨年度入試の概況と今年度入試の最新動向、大学?学部選びで受験生が重視している項目や傾向などについて詳細なデータをもとに解説しました。

続いて、植田氏、海老澤氏の講演では、「本学を受験する生徒の傾向~高校訪問を踏まえて~」のテーマのもと、本学の近年における入学志願動向を解説しました。また、本学の募集に関するさまざまな取り組みを紹介し、「時代の変化に応じた環境づくりへの歩みを止めることなく、本学入学者が夢を実現できるよう支援強化を」と呼びかけました。

第Ⅱ部の質疑応答では、他大学の入試制度の特長や志願者数の要因などに関する質問が数多く寄せられ、講師らはそれぞれ丁寧に回答していました。

閉会の挨拶では、本学副学長でFD委員会委員長の法学部?辰野文理教授が「今回、多様なデータを紹介いただきながら、入試の現状を把握することができた。説明いただいた入試?学生募集の状況を通して、学生が何を求めているか、大学が何を提供できるか、あらためて考える機会となった。社会の変化や修学環境の進展に応じた実効性のある方策に繋げていきたい。」と述べ、研修会を締めくくりました

挨拶を述べる佐藤学長
志願者数の傾向について説明する平野講師
本学の入試状況について説明する入試部職員
会場の様子