
アスリートの1日~ウェイトリフティング部~
国士舘大学で、学業とスポーツに打ち込み夢を追い続けるアスリートたち。
多忙を極める学生アスリートがどのような1日を送っているのか。
今回は、体育学部体育学科3年、ウェイトリフティング部に所属する久保田泰生選手の1日を紹介します。
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ープロフィール
久保田 泰生 (くぼた たいせい)
茨城県出身
水戸桜ノ牧高等学校卒業
4人兄弟の長男として生まれる。名前の由来は、「安泰に生きてほしい」という両親の願いから。
幼いころから野球に取り組み、高校野球では甲子園を目指す。
ウエイトリフティングは大学入学と同時に始め、競技歴は浅いながらも持ち前の身体能力で記録を伸ばしている。
ウェイトリフティング部(KOKUSHIKAN SPORTSサイト)

ー朝はプロテインからスタート、身体づくりのための栄養摂取
7:00 起床
アラームは5分ごとに3回セットします。なるべく1回のアラームで起きるよう心がけています。なかなか難しいのですが...
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7:15 朝食(ご飯、卵、納豆、プロテイン)
プロテインを摂取し、たんぱく質を補給します。また、茨城県出身ということもあり、納豆が好物で毎朝食べています。
7:30 家事(洗濯や食器洗いなど)
空いている時間で、洗濯を済ませるようにします。使用している柔軟剤は「fafa オムの香り」です。控えめながらフレッシュな匂いがするのでおすすめです!
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8:15 授業のためスクールバスで多摩キャンパスに移動
好きな音楽を聴きながら移動します。邦ロックをよく聴きますが最近のブームは「go!go!vanillas」です。朝に好きな音楽を聴くと、気持ちのよいスタートが切れます。
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ー授業では、座学?実技から競技や将来へいかせるように学ぶ
9:00~10:30 1限 古田仁志教授の【コーチ学】を受講
この日の授業では、一流プレイヤーのセルフコーチングのコツを学びました。コーチングといえば、指導者から教えられることばかりだと考えていましたが、自分を客観的にみる重要性について考えることができ、とても勉強になりました。
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10:45~12:15 2限 松井慎一教授の【保健体育科教育論Ⅱ】を受講
この日の授業では、学習指導案を書きました。授業の組み立て方やねらいなど、限られた時間で授業をいかに構成していくかを考えることは難しいです...。
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12:20~12:50 昼食
友人と一緒に食べるご飯の時間は、とても楽しいです。おすすめは何といっても、多摩キャンパスMCCTの「鳥チリ丼」です!七味をかけるとおいしさがプラスされるので、ぜひトライしてほしいです。
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12:55~14:25 3限 飯田周平准教授の【体育方法学?実習(バレーボール)】を受講
この日は、チームごとに分かれて試合を行いました。バレーボールはもともと好きで、班の仲間たちと楽しんで取り組むことができました。班にはさまざまな競技のアスリートがいますが、皆身体能力が高いのでとても面白いです。
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14:40~17:00 図書館で勉強
この日は、4限が空きコマであったため、部活までの時間を勉強にあてました。将来の夢は、公務員になることなので図書館で集中して勉強するよう心がけています。日によっては、一度自宅に帰ってリラックスする時間にすることもあります。
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ー練習では、記録を伸ばすために自主的に創意工夫
17:00~19:00 練習
この日は、クリーン&ジャークのセット練習やデッドリフトなどのトレーニングを行いました。記録を伸ばすためには、自分の課題と向き合うことが重要であり、フォームなど自らを分析したうえで練習に取り組むなど創意工夫をしています。
試合までの時期によって、筋量を増やす筋肥大期、筋力をつける筋力期、試合に向けた試合期とフェーズを分けて練習しています。基本的には、試合期の調整メニュー以外は、選手自らがメニューを考えて取り組みます。そのため、それぞれの選手によってメニューが異なりますが、つらい練習のときこそ仲間と声を掛け合うなど、主将として部全体がよい雰囲気で練習できるよう気を配っています。
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19:30 夕食(白米?鶏肉とナスの味噌炒め?ブロッコリーのサラダ?納豆?みそ汁)
夕食では、練習後のリカバリーを意識して「バランスよく」を意識しています。筋肉を成長させるためのたんぱく質を摂取することはもちろんのこと、体重が減りやすい体質であるため、白米などの炭水化物を多めに摂るように心がけています。
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ーアルバイトでの出会いも大切に
20:00~23:00 アルバイト(コンビニ店員)
ウェイトリフティング部では、多くの部員がアルバイトをしています。一人暮らしであるため、少しでも生活費の足しにできるように励んでいます。正直、練習後の疲労でしんどい時もありますが、アルバイト先の方々や常連のお客様とのコミュニケーションをとるのが楽しく、あっという間に時間が過ぎていきます。
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23:00~24:00 入浴?ストレッチなど
アルバイトから帰宅後、すぐに入浴します。どんなに疲れていても、湯舟に30分程度浸かることを心がけています。また、入浴後にはストレッチをしています。足首や股間節など、下半身がこわばりやすいためとくに重点的に取り組んでいます。けが予防?パフォーマンスアップのためにストレッチは毎日のルーティンです。
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24:00 就寝
翌日の身支度に加え、次の日の目標を決めてから寝るようにしています。
疲れているときは、ホットアイマスクを使用するようにしています。
ー久保田選手に聞いたアクティブな1日を送るポイント!
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ー1日の過ごし方にこだわりはありますか?
スキマ時間を有効活用するようにしています。キャンパスまでの移動や、朝食後、練習前などの空いた時間だからこそ短期集中して物事に取り組むことができます。
ー座右の銘はなんですか?
「臥薪嘗胆」です。将来の成功を目指し、日々の苦労に耐えるよう意識しているからです。ウエイトリフティングは、忍耐の先に成功があるスポーツだと感じるので、この言葉を大切にしています。
ーオフの日にはどんなことをして過ごしていますか?
古着が大好きなので、下北沢などに古着屋巡りにでかけます!また、ライブやフェスも好きで、夏帰省の時にはよくいきます!
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ーキャンパス内のおすすめスポットを教えてください
おすすめスポットは、多摩キャンパスの多目的グラウンドです。多摩キャンパスは緑が多いことが特徴ですが、大学のグラウンドは人工芝がとてもきれいで落ち着きます。高校球児時代にこのようなグラウンドでプレーしたかったと感じます(笑)
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ーウエイトリフティング競技の魅力を教えてください
ウエイトリフティングは、努力の成果が数字として表れることが魅力です。日頃の練習やトレーニングは地道で過酷なものが多いのですが、それらを乗り越え、自己新記録を挙げられたときの達成感や爽快感は格別です!また、「持ち挙げる」という単純で簡単な動作だと思われますが、フォームや身体の使い方、柔軟性や筋力などさまざまな要素が重要になる奥深さもウエイトリフティングの面白さです。
ーウェイトリフティング部のアピールポイントを教えてください
ウェイトリフティング部は、部員数こそ6人と少ないのですが、学年関係なく仲が良いことが魅力です。初心者でも入部でき、基礎的なトレーニングから始め、記録を伸ばしながら身体づくりもすることができます。また、個人競技であるものの、インカレなど団体戦でも戦うことができ、他大学の選手など多くの方と交流を深めることができることも魅力です。私は大学からこの競技を始めましたが、同期と切磋琢磨して日々練習に取り組み、ウエイトリフティングの楽しさを実感しています。少しでも興味のある方はぜひ見学に来てください!
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2025年3月7日取材