Kokushikan Magazines Feature

「転ばぬ先の杖」準備はどれだけしてもしすぎることはないと常に自分に言い聞かせながら就職活動を進めてきました。

理工学部理工学科 基礎理学系4年 知花 弘侍朗
就職先 株式会社NTTデータ?アイ
出身高校 神奈川県立城郷高等学校

この企業を選んだきっかけは何ですか?

大学受験やコロナ禍を機に、宮古島に住む祖父母に会いにいけない時期があり、zoomを活用して連絡をしたところ、泣いて喜んでくれた時がありました。その時に、人間にはできない形で人と人を繋げてくれてくれるITのあたたかさを感じ、IT業界を目指し始めました。実際に、私は1年次は政経学部に所属しておりましたが、IT業界に行きたいという思いから理工学部に転部をしました。
ITを扱うにしても、仕事は結局人と人との繋がりだと思っているので、内定をいただいたNTTデータアイは、「人」を大切にしていると感じるとともに公共系に強いSlerでもあったのでとても魅力を感じていました。

内定した企業?団体の業態や特徴?強みを紹介してください。

公共系に強く、NTTデータの子会社という事もあり社会に安定的な価値提供を続けられる点です。
また、現代社会の基盤となっているITを用いて日本という国全体を根底から創り上げていることから、社会に及ぼすことができる影響力の大きさが強みであると考えています。
さらに「公共」に特化していることからも、目先の「利益」ではなく真の意味での最適を追求することが求められる環境は、今後のモチベーションの維持にもつながると思っています。

進路を決定付けたものは何でしたか?

10社以上の企業説明会やセミナーを受けに行きましたが、その中でもNTTデータアイは「人」を大切にしているのだと感じじたからです。
実際に魅力を感じたNTTデータアイは、定期的に説明会等を開催してくださっていたので、5回程説明会等に参加しました。また、給与や賞与も悪くなく、住宅補助などの福利厚生も整っている点は非常に魅力的に感じました。

キャリア形成支援センターはどのように活用していましたか。

不安なことを打ち明けたり、ESの添削をたくさんお願いしました。就活は、何から始めたらいいのか、自己分析は何をしたら良いか、業界を選ぶ時期は適切かなどさまざまな不安がありましたが、キャリア形成支援センターがサポートしてくださり、多い時は週に3回程通ってアドバイスなど受けていました。そのおかげで自信を持って取り組むことができたと思っています。

就職活動での失敗談はありますか。

他社ではありますが、自ら場を和ませようとしたらスベってしまったことです。
私は面接時の堅い雰囲気が少し苦手だったので、オンラインの個人面接の時に、どうにか場を温めようと少しふざけてモノボケのようなことをしました。実際に面接に合格はしたのですが、その時は面接官にはあっけなくスルーされてしまったので、冷や汗をすごくかきましたね、、、(笑)

面接が不合格だった後に、努力や工夫したことは何ですか?

不合格だった面接はありませんでした。
私は、本当に行きたい企業だけに絞っていたので、エントリーから面接まで10社程度を受けていました。各企業の研究に掛ける時間が多かったので、面接もこなせたのだと思っています。また、努力したこととしては、2年生の1月頃からSPIの勉強をはじめ、コツコツと目標を立てながら就職活動に取り組んでいました。準備は常に先手先手で行っていたと思います。

就職活動を成功させる秘訣はどんなことがあると思いますか?

自分の就職活動が一般的に見て成功しているかどうかはわかりませんが「準備はどれだけしてもしすぎることはない」と常に自分に言い聞かせながら就職活動を進めてきました。
玉砕覚悟のチャレンジ精神も時には必要ですが、右か左か正解の分からない就職活動において「転ばぬ先の杖」ほど心強いものはないと感じています。

就活のモチベーションとなっていたことは何ですか。

受験勉強のときに思ったようにできなかった悔しさが糧となっていました。
当時は、計画性なく行っていたので、勉強時間だけにとらわれて取り組んでいました。就職活動では、受験勉強の時には意識できなかったことを考えながら真剣に取り組み、目標を決め、常に自分の中でタスク管理を行ったことで、上手くいったと思っています。

国士舘大学で学んだことをどのように生かしていきたいですか。

他大学の授業がわからないので断言はできませんが、国士舘大学は、個人的にグループワークの授業が多いと感じています。
この先、就職してからもチームで動くことが多いと思うので、本学で培ったチームでの動き方や協調性などを生かして、活躍していきたいです。サポートをするだけではなく、時にはチームを盛り上げて引っ張っていく役割も担っていけたらと思っています。



2024年7月4日取材


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