大学案内2025【修正版】 電子カタログ
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1919(大正8)年に建設した国士舘大講堂(国登録有形文化財/世田谷キャンパス )明治維新後、日本は西洋文明を積極的に受容し、近代化を急速に推進してきました。このため社会は伸張を遂げましたが、あまりに急激な近代化であったため、伝統文化を破壊し、軽視する風潮さえ生じました。日露戦争後には、国民意識の変化とともに、さまざまな社会問題が多発し、深刻な社会不安を引き起こしていました。このような社会状況を憂い、柴田德次郎ら青年有志たちは、国家の繁栄と国民生活の安穏に資するため1913(大正2)年に「青年大民団」を組織し、これを母体として1917(大正6)年、「活学を講ず」の宣言とともに、私塾「國士館」を創立しました。その目的は、吉田松陰の精神を範とし、日々の「実践」のなかから心身の鍛錬と人格の陶冶をはかり、国家社会に貢献する智力と胆力を備えた人材の養成にありました。以来、学ぶ者みずからが不断の「読書?体験?反省」と「思索」を実践しつつ、「誠意?勤労?見識?気魄」の四徳目を涵養(かんよう)することを教育理念に掲げ、さまざまな分野で活躍する人材を世に輩出してきました。また、趣旨に賛同する時の名士たち、特に創立期には頭山満、徳富蘇峰、野田卯太郎、渋沢栄一などの支援を受けて、今日の発展を遂げました。国士舘は、この建学の志を大切に継承しながら、教育研究の諸領域でも知識と実践の水準を高めつつ、 世界の平和と進運に積極的に貢献する真■な努力を続けています。1955年青森県生まれ。1984年国士舘大学大学院政治学研究科政治学専攻博士課程修了、2006年博士(政治学)(国士舘大学)。1984年本学に入職。2002年政経学部二部教授、2003年政経学部教授、2012年大学院政治学研究科長。政経学部政治学科主任を2期、同学部教務主任を3期務める。2014年から比較憲法学会理事。学術学会賞:田上穣治賞(比較憲法学会)。専門はアメリカ政治史。国士舘大学 学長測不可能な時代である今、社会の求める能力が、「どれだけ知っているのか」という知識の集積から、「どれだけのことができるのか」という成果を創出する力(コンピテンシー)へと変化が生じています。本学では、全学生を対象とした学修成果測定の結果、コンピテンシーが高い学生が多いという結果が出ています。そこには、今年創設107周年を迎える国士舘建学の精神である「国を思い、世のため、人のために尽くせる」公徳心あふれる人材養成、またその基本となる「誠意?勤労?見識?気魄」という本学の教育理念による陶冶が結実しているものと自負しております。そして今年度からは、国士舘の教育理念をさらに深く理解し、かつ幅広い教養を身に付けられるように、従来の教養科目を全面的に見直し、学部の枠を超えた「全学共通教育科目」を開設した新カリキュラムが始動しました。デジタル教育など、社会の変化に対応した科目を新設し、受け身の授業ではなく、楽しくワクワクする授業を展開しながら、積極的に参加し、自ら考え、答えを導く力を養います。国士舘大学の4年間で、一生涯役立つ本物の教養を身に付け、社会で活躍する人間力を養ってください。一人ひとりに寄り添う教職員一同に加え、キャリア支援体制も整え、夢に向かって進むあなたをサポートします。学長メッセージ06建学の由来と理念自ら考え、答えを導く力を養う新たな教養科目のカリキュラムのもと、コンピテンシーを高めながら生涯で役立つ本物の教養を身に付けよう。佐藤 圭一予

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