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卒業生

正確な実験を積み重ねながら革新的な生産技術開発に取り組んでいます。

理工学部 理工学科 機械工学系 2020年度卒業 紫藤 真裕美

在学中から“ものづくり”に興味があり、生産技能職での就職活動を進める中で、ダイバーシティを尊重する企業文化と制度に魅力を感じ、日産自動車に入社しました。

現在は生産技術開発に携わり、「脱炭素社会」に向けて電動化が進む中で、量産車の車体軽量化を目的とした異種材料接合など、最先端の技術開発に取り組んでいます。
卒業研究では、アルミと銅を用いた「摩擦攪拌接合」の研究を行いました。学内のラボで実験を重ねる予定が、コロナ禍の入構制限で研究がストップ。最初は不安でしたが、研究室のモフィディ ハメッド先生がオンラインで相談にのってくださり、実験方法やラボのスケジュール調整など、親身にサポートしてくださったおかげで、最後までやり遂げることができました。

研究を通して得た、“一つひとつ正確に取り組む先に発見がある”という経験は、私の仕事観の軸となっています。
また、在学中に参加したアメリカへの短期語学留学では、意思を言葉にして伝えることの大切さを実感しました。今後も学んだことを活かし、新しいことに挑戦し続けることで、品質の向上と製造の効率化に貢献する技術者を目指します。


掲載情報は、2022年のものです。