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2024.09.04

鎌倉市と協定を締結。理工学部建築学系を中心に市営住宅における交流?健康の増進及びその効果の検証を進めます

学校法人国士舘と鎌倉市は、令和6年8月19日付けで「鎌倉市と学校法人国士舘との市営住宅における交流?健康の増進及びその効果の検証に関する協定」を締結しました。


鎌倉市では、市内5カ所にある老朽化した市営住宅について、1カ所に集約して建て替える鎌倉市営住宅集約化事業(以下「集約化事業」という。)をPFI事業で実施しています。このPFI事業の一環として、国士舘大学理工学部建築学系の田中千歳教授、原英嗣教授、寺内義典教授、横内基教授は、PFI事業者である青木あすなろ建設株式会社及び株式会社市浦ハウジング&プランニングと共同で、市営住宅の交流?健康の増進の効果検証に着手しています。

これまで既存住宅における調査や効果検証の計画などを進めてきましたが、このたび集約化事業によって新たな市営住宅が一部完成したことから、入居する方々の交流や健康増進に関する企画の立案?実施及びその効果の検証を進めるため、鎌倉市と本学との協力?連携を図る協定の締結をしました。

この効果検証では、居住者の心身機能や建築の環境性能、屋外共用空間におけるコミュニティ形成や健康への効果などについて、集約化事業がどういった影響を与えるのか検証していきます。さらに、入居者等の交流や健康増進に向けた取り組みを企画?実施し、集約化による新たな住民コミュニティの形成や醸成に協力していきます。

既存住宅での学生の活動の様子
住民の方々への聞取り調査の様子
既存の市営住宅(一例)
住民の皆さんとの交流の様子
完成した新築住棟
住居内での計測の様子
鎌倉市営住宅集約化事業 完成イメージ