理工学部(理工学科)の教育研究上の目的

地球規模で起こっている環境問題、外国に例を見ない速さで進行している少子高齢化、科学技術立国日本の基本であるものづくりが抱える問題点等の深刻な社会問題をふまえて、理工学という広大な分野を従来のような狭い専門分野にとらわれず、幅広い教養と知識に裏付けられた 視野の広さと大局的な判断力を身につけさせる教育を目的とする。理工学基礎知識を十分理解し、広い視野と柔軟な思考力、大局的な判断力、積極的に問題を発見し、解決のための方策を考える能力、それを周囲の人に理解してもらえる表現力、周囲の人々とのコミュニケーションを取りながら実行する能力、職業人としての倫理観を備えた人材の育成に努める。

以上の教育目標を達成するために理工学科の中に次の6学系を設ける。それらの特徴は次の通りである。

卒業認定?学位授与の方針「ディプロマ?ポリシー」(DP)

理工学部は、大学の卒業認定の方針に加えて、所定の課程を経て所定の単位を修め、かつ理工学部ならびに各学系が指定する卒業要件を満たした学生に対し、学系が求める次の資質?能力を有しているとして卒業を認定し、機械工学系、電子情報学系、建築学系、まちづくり学系、人間情報学系では学士(工学)、基礎理学系では学士(理学)の学位を授与します。

教育課程編成?実施の方針「カリキュラム?ポリシー」(CP)

理工学部は、学生が卒業認定?学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)で掲げる能力や態度を身に付けるために、今後社会で役立つ情報系の基礎を含む教育課程を編成し、それらを系統的に履修することによって教育目的を達成します。

教育内容、教育方法、学修成果の評価については、次のように定めます。

入学者受入れの方針「アドミッション?ポリシー」(AP)

理工学部では、理工学に強い興味を持ち、高等教育により知識と倫理観を身に付けて社会に貢献しようとする学生を受け入れます。

理工学部は、希望する専門に応じた教育を機械工学系?電子情報学系?建築学系?まちづくり学系?人間情報学系?基礎理学系で行います。学系にまたがる教育を行うために、入学者を学科として適正に判定します。そのために、次に掲げる観点から、多様な方法による入学者選抜を実施します。

AP1.
[知識?理解?技能]
理工学部の教育を受けるために必要な基礎学力、あるいは秀でた実技能力を有している。
(AP1-1)
数学、理科、英語、国語などについて、中等教育で身に付けるべき標準的な知識を有している。
(AP1-2)
スポーツ活動において優秀な成績を収め、入学後にスポーツ活動を継続する意欲と卒業要件を達成する強い意志を有している。
AP2.
[思考力?判断力?表現力]
積極的に新しい知見を吸収する向上心と、入学後に学修する知識を活かして、社会に貢献する意欲を有している。
AP3.
[主体性?多様性?協働性]
様々な考えを持つ多くの人々と協調的な関係を築くことができる。

【入学前に身に付けておくべきこと】

  1. 数学については、基本的な概念や原理?法則を理解し、ものごとを論理的に考察し、処理できる能力を有していること。
  2. 理科については、様々な科目に興味を持ち、自然現象の規則性、法則性を理解していること。
  3. 論理的に理解し、表現できる国語力を持ち、理工学分野での共通言語である英語の素養を身に付けていること。

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