本学と埼玉県八潮市は2017年、相互の発展と人材育成を図る目的で「国士舘大学と埼玉県八潮市の包括的連携に関する協定」を締結しています。その一環として、埼玉県八潮市と本学政経学会共催の「第6回 社会連携プレゼンテーション大会」が企画?実行されました。
6月5日 説明会
本学政経学会と埼玉県八潮市が主催し、八潮市商工会青年部が後援する社会連携事業「第6回 社会連携プレゼンテーション大会」の説明会が6月5日、世田谷キャンパス8号8503教室で開催され、本学政経学部の学生ら約60人が参加しました。
説明会では、八潮市職員が市の人口や産業などの概要や、同市が直面する課題への取り組みを説明しました。そしてプレゼンテーションに向けて、学生らに課題解決へのアプローチや原因分析の方法などをアドバイスする場面もありました。また、「問題を明確化し、『自分だったら何ができるか』を考えながら課題解決に臨んでほしい」とのメッセージもあり、参加した学生らは熱心に聴講していました。
今回のプレゼンテーションテーマは「社会連携と地場産業及び地場産品Ⅲ」です。参加した学生らは、10月の中間発表に向けて八潮市の地場産業?地場産品を調査し、それら地域資源を活用することで地域の商工会やさまざまな団体と連携しながら地域経済の活性化に資する提案や、八潮市だけではなく広くほかの地域でも通用するような活性化モデルの提案などを考えていきます。
8月6日 八潮市商工会青年部員との座談会
本学政経学会と埼玉県八潮市が主催し、八潮市商工会青年部が後援する社会連携事業「第6回 社会連携プレゼンテーション大会」に先立ち、8月6日に八潮市商工会館にて八潮市商工会青年部員との座談会が開催され、本学政経学部の教員3人と学生13人が参加しました。
八潮市商工会青年部の定例会日だった当日は、初めに通常の定例会が行われ、本学の教員と学生はこれを見学しました。参加した学生らは、八潮市や八潮市商工会青年部についての知識や理解を深めるために、青年部員の報告に聞き入っていました。
定例会に続いて、三つのグループに分かれながら、商工会青年部員と本学学生との座談会が実施されました。参加学生は今回のテーマである「社会連携と地場産業及び地場産品Ⅲ」を意識しつつ、商工会青年部員に事業内容やその環境、八潮市の現状などについて積極的に質問していました。一方で商工会青年部員は学生の質問に対し、丁寧に分かり易く、また気さくに答えていました。青年部員から学生に質問をする場面も多くあり、青年部員も熱心に話している様子が窺えました。
学生はこの座談会やその他の現地調査も踏まえながら、地域経済活性化モデルの提案を考えていきます。中間発表会は10月30日の13時から本学にて、最終発表会は12月4日の14時から八潮市役所にて、それぞれ開催される予定です。
事前調査
本学政経学会と埼玉県八潮市が主催し、八潮市商工会青年部が後援する社会連携事業「第6回 社会連携プレゼンテーション大会」の開催に先立ち、8月26日、30日、9月3日、10日に政治行政学科?石見ゼミ、上村ゼミ、柴田德光ゼミ、経済学科?川村ゼミ、中岡ゼミの学生らが現地調査に出向きました。
学生らは、(株)八潮、セブンイレブン大瀬北店、鶏や梵、デランチ、まんてん食堂、(株)Allz、(有)藤吉(有)しぎはらの8つの事業所を周り、各事業所の意見や取り組み等を調査し、政策やプロジェクト提言への有益な情報を得ました。
今後は、本現地調査で得た情報をもとに政策やプロジェクトをより具体的に考え、10月30日に本学で予定されている「中間発表会」に向け、各ゼミ一丸となりプレゼンテーションの作成を進めていきます。
中間発表会
12月に開催される「第6回社会連携プレゼンテーション大会」に先立ち、10月30日に世田谷キャンパス8号館8405教室で「中間発表会」が行われ、政治行政学科6ゼミ、経済学科6ゼミの学生約90人と教員14人が参加しました。
今回のテーマは「社会連携と地場産業及び地場産品Ⅲ」で、各ゼミで八潮市の地場産業?地場産品を調査し、それら地域資源を活用することで地域の多様な主体と連携しながら、地域経済の活性化に資する提案を行いました。この日は、その中間報告としてそれぞれのゼミが考案した独自のプロジェクトや実地調査を通して構想した政策についてプレゼンテーションを行いました。各ゼミからは、「国士舘としての強みと八潮市の強みを合わせた取り組みをしたい」「地域経済の活性化のためにはもっとSNSを用いるべき」といった学生ならではの視点からの政策も提言されるなど、それぞれのゼミが一丸となり独自性に富んだ発表を行いました。審査員を務めた教員からは「どのゼミのパワーポイントも見やすく、プレゼンテーションのレベルが高かった」「ほかのゼミの発表を参考にしながら、自らの政策をよりよいものにしてほしい」などのコメントが、学生や教員にとって政経学部としてつながりを深める機会となりました。
今後は、審査員を務めた教員からのコメントを踏まえつつ、発表を通して新たに見つかった様々な課題を改善し、12月4日に八潮市役所で開催される「第6回社会連携プレゼンテーション大会」に向けて準備を進めていきます。
参加ゼミ(五十音順)
■政治行政学科
石見 豊ゼミ
上村 信幸ゼミ
川島 耕司ゼミ
柴田 德光ゼミ
平石 正美ゼミ
山田 亮介ゼミ
■経済学科
赤石 秀之ゼミ
川村 哲章ゼミ
貫名 貴洋ゼミ
柴田 怜ゼミ
助川 成也ゼミ
中岡 俊介ゼミ