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卒業生

地理空間情報を駆使して防災や都市計画、環境対策など社会の課題に取り組んでいます。

文学部 史学地理学科 地理?環境コース 2021年度卒業 仲田 裕哉

私が入社した国際航業は、社会インフラから民間ビジネスまで、幅広い分野で空間情報コンサルティング事業を展開する会社です。

配属された九州技術部では、崩落や越水などの災害危険箇所を抽出して防災に役立てたり、農業用地の地形調査と土壌の栄養解析でスマート農業を支援したり、河川の濁度?水深の計測、住居表示台帳の電子化といった、多岐にわたるプロジェクトを進めています。これらのベースとなるのが、地理空間グループが作成する基本図です。

測位衛星を利用した高精度なネットワーク型RTK測量やドローンによる測量を組み合わせ、現地調査を行い、最適な図を専門家チームに提供します。
在学中に学んだGIS(地理情報システム)の専門知識とスキルは、今の業務でも活かされています。地理情報処理に欠かせないソフトウェア「ArcGIS」の技能は、入社後のアドバンテージになりました。

また、「測量学」の実習では、世田谷区の若林公園を実際に測量。5日間のデータを統合すると、ちゃんと真上から見た図ができあがり、地図をつくる面白さを改めて実感しました。GISは今後ますます注目される分野なので、何事も意欲的に取り組み、自分を磨き続けたいです。


掲載情報は、2022年のものです。