人文学会

文学部で行われている研究や教育の発展に資する活動を行う

事業

本会は、講演会?研究会の開催、学会誌『国士舘人文学』および同「別冊」の発行、その他必要と認めた事業を行います。

概要

文学部には、教育学科(教育学コース、初等教育コース)、史学地理学科(考古?日本史学コース、地理?環境コース)、文学科(日本文学?文化コース)の3学科5コースが置かれています。学会会員である文学部教員は、それぞれの学問領域の研究に取り組み、その成果は教育を通して学生の学修や研究に還元されています。これらの一部は、学会誌『国士舘人文学』で公表されています。(本学図書館HPより学術情報リポジトリとして公表)
人文学会では、会員を対象とした講演会?シンポジウムや勉強会のほか、 さまざまな催事を開催しています。最近の例では、コンテスト(シュートムービー部門、論文部門、イラスト部門の計3部門)が実施され、文学部の魅力を伝える動画や論文、文学部にふさわしいキャラクターや実習風景のイラストが応募されました。その優秀作品が、全学共通教育科目「国士舘を知る」の文学部紹介ビデオに登場します。また、文学部の学び?活動を紹介する写真パネル展を開催し、学内の教職員や学生に、文学部の活動?教育内容や学生らの生き生きとした姿を発信しました。
「選ばれる文学部」を目指して、人文学会では研究と教育の成果と教員と学生との交流の様相を、学内外に発信する試みをしています。

文学部関連学会

教育学会

国士舘大学教育学会は、「教育学および隣接諸科学の研究と啓発ならびに発表を目的」として、1983(昭和58)年4月、教育学専攻の専任教員?学生ならびに本学会の趣旨に賛同する本学関係者を構成員に発足しました。現在、本学会には、文学部教育学科教育学専攻(コース)の専任教員および学生全員が加入することになっています。また、会長は教育学専攻(コース)主任があたり、教育学専攻(コース)の専任教員が会務を担当しています。
本学会の事業としては、学会誌の刊行と研究会?講演会を含む総会の開催の二つが主のものとなっています。すなわち、基本的に毎年、学会誌『教育学論叢』を刊行し、現在25号を数えております。学生会員には、毎年一冊ずつ、在学中無料配布されています。また、12月中旬に「教育学会総会」を開催し、外部講師の招聘による講演会や、教員?卒業生による研究?実践教育の発表を行っています。

初等教育学会

多くの子どもは将来「先生になりたい」と答えます。また、その後にもそのような夢をいだく人生のきっかけがあります。しかし良い先生になるにはどうすればよいでしょう。
あなたの夢を現実のものとしたい。でも残酷なことに経験年数の長さだけで先生の良さは測れません。単に経験をするだけではなく、準備し、それによって何らかのものを得る科学的態度が要請されます。卒業研究に至る学修はそのような態度の結実であるでしょう。
初等教育学会は、当専攻(コース)の教員と学生とを会員として、『初等教育論集』の発行や講演会の実施によって、このような「有効な経験」を持ちうるような支援をします。

史学会

本会は、1993年4月、国士舘大学文学部国史学(現在の考古?日本史学専攻コース)と東洋史学専攻を母体として発足した「史學會」に淵源を発しています。その後、この二つの専攻がそれぞれで学会を設立することとなり、2004年に考古?日本史学専攻は「日本史学会」を、東洋史学専攻は「東洋史学会」をそれぞれ発足させました。その後の学会改革を経て、2021年4月から「国士舘大学史学会」として活動しています。
本会では、教員や学生、卒業生などの研究活動の成果を発表する場として、毎年『国士舘史学』を発行しています。(本学の学術リポジトリでも公開しております。)
また、毎年、学外の研究者を招来する「歴史講演会」を考古?日本史学コースと共催しています。研究の最前線で活躍される研究者の講演を聴くことを通じて、学生の学修の深化を図り、より専門的な歴史研究に親しむことを目的としています。

地理学会

国士舘大学地理学会は、学生同志および学生と教員が授業以外の場で親睦を深め地理学について語り、調査研究をすることを目的として設立されました。構成員は1年から4年の在学生、教員全員および卒業生の一部です。学会の運営は、学生役員会が主体となって進め、教員も役割分担するという形です。
学会の年間の行事としては総会、講演会、巡検、懇親会、学生の研究発表、卒業生による就職ガイダンス等と機関誌「国士舘大学地理学報告」の発行です。また、学生同士の親睦コンパや学生発行のニューズレターもあります。

国文学会

国士舘大学国文学会は、日本文学?日本語学の研究の発展を願って、日本文学?文化専攻に所属する教員と学生によって組織された学会です。学生は入学と同時にこの学会の会員となり、卒業までその資格を持つことになります。ここでは同じ専門分野を志した者が、学年や立場を越えてアカデミックな交流を持っています。
国文学会の活動は学生が中心となり、自主的な運営を行っています。活動には二つの大きな柱があります。一つは、専攻(コース)の全学生、全教員が一堂に会する国文学会大会の開催と運営です。もう一つは、一年間の研究の成果を発表する紀要「国文学論輯」の発刊です。さらに一、三年次の学外研修、各ゼミの紹介や学業?進路の相談にも、この学会が関わるようになってきています。まさに本専攻(コース)の中心的な存在と言えるでしょう。