News
2024.05.21

【中大接続行事】国士舘中学3年生が法学部で模擬裁判を行いました

5月18日、本学と国士舘中学間で進める中大接続行事の一環として、国士舘中学3年生を対象に模擬裁判が行われました。

本行事は、中学生が法律をより身近に感じることで、法律に関しての興味関心を高めることを目的として設けられました。また、早い段階から法学部での学びや施設を体験することで、進路に対する視野を広げることもねらいとしています。


今回の模擬裁判は、元検事として実務経験のある法学部吉開多一教授指導のもと強盗致傷事件の刑事裁判という設定で行われました。
裁判は、冒頭手続き、証拠調べ手続き、弁論手続きの順で行われ、生徒らは、裁判官、被告人、検察官、弁護士などに分かれ本番と同様の設定で行われました。また、本学吉開ゼミの学生がサポートに入り、運営の補助や生徒へのアドバイスなどを行いました。

生徒らは、序盤は本番さながらの雰囲気に緊張した面持ちでしたが、裁判が進むにつれて自信をつけていき、終盤には根拠を述べたうえで判決結果を発表するなど堂々とした姿が見られました。

最後に吉開教授は「主張に対しての根拠や証拠があるかが大事。これは日常生活でも同様で、正しい根拠や証拠を見る目を養い、情報に対して正しい取捨選択をできる人間になってほしい」と話し、模擬裁判が終了しました。

参加した生徒からは「緊張したが、裁判の雰囲気を味わうことができてよかった」「根拠や証拠に基づく発言をすることが大切だと分かった」といった声が聞かれました。

また、授業をサポートした本学学生からは「中学生が堂々と自分の意見を述べていて驚いた」「お互いの意見を活発に交換している姿がみられてよかった」「情報社会の中で正しい情報を選択して生きる力を養ってほしい」といった声が聞かれました。

説明をする吉開教授
法服を着用する生徒ら
検察側と弁護側に分かれて討論
生徒にアドバイスをする吉開ゼミの学生