大学院案内ガイドブック2025電子カタログ
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人文科学研究科長専  攻コース(学系)考古?歴史学文学?文化論人文科学専攻地理?地域論教育学専攻近年、戦争や疫病の流行、自然災害などが、次から次へと起きています。一方で、科学技術の進展も目を見張るものがあります。文字通り、世界の状況は目まぐるしく変化しています。その速さは、益々加速している様にも思えます。一方で私たち個人は、そのような状況においても先哲の残した書物を見て思いを馳せたり、敢えて立ち止まってこれまでの自分を振り返ったりするなどしています。このように、少し現実から距研究分野日本史学(考古学を含む)日本文学(日本言語学を含む)/東洋文学人文地理/自然地理教育学教職研究離を置いて自分を見つめることは、私たちに取って必要不可欠な時間であるようにも思います。むしろ距離を置いて眺めることで、現実的な問題にアプローチする道を発見したり、自己実現につながる道を見つけたりすることにつながるようにも思えます。私たちにとって、必要不可欠なこの時間を人文科学研究科で過ごしましょう。共に学ぶ、研究を深める、研究を楽しむ、そんな時間を皆さんと共有したいと思います。※教育学専攻はコース制をとっていません。専修科目の選択と研究指導1.本研究科で学ぼうとする学生は、受験時に人文科学研究科の各専攻?コース?研究分野のうちから、入学後に専修する研究分野の一つを選択し、その研究分野に開講されている主要科目(演習)を一つ選択し、専修科目として登録します。3.専修科目として選択した主要科目(演習)は、原則として在学期間中にかならず8単位以上を履修し、単位を修得する必要がありますつけたい。4.現状を適切に把握し積極的に社会に貢献したい。5.生涯学習の一環として深く学びたい。 以上の求める学生像に基づき、年2回の学内選考入学試験、一般選考入学試験、留学生選考入学試験、社会人選考入学試験を実施し、研究者?高度専門職業人となるべき豊かな素養と能力を重視した入学者選抜を行います。 なお、修得しておくべき知識等の内容?水準を以下の通り求めます。1.当該分野に関して基本的で広汎な知識のある者、また未知のことへの理解力のある者。2.誠実で自らを律しながら研究に取り組み、研究資料を十分に読解し、その成果を体系的に表現できる能力のある者。50Graduate School of Human Sciences 修士課程には、人文科学諸分野における専門的な研究?教育を通じ、より高度の研究能力を開発?育成するとともに、新時代の要請に応えうる清新で高度な知識?能力を身につけた職業人を育成する目的で、人文科学専攻、教育学専攻の2専攻が開設されています。この2専攻に含まれるコース(学系)とそれぞれの研究分野は、次のとおりです。人文科学研究科 専攻?コース?研究分野2.学生は、受験時に登録しておいた専修科目(演習)を、年度はじめの履修登録期間中に履修登録し、その後は、この専修科目を担当する教員を研究指導教員として研究指導を受け、研究計画を立てて研究活動を行い、修士論文を作成します。 2001年に開設された人文科学研究科は、本学文学部のカリキュラムを基本にしており、人文科学専攻、教育学専攻の二つのプログラムで構成、人文科学の諸分野研究を極めるべく、それぞれ修士課程および博士課程を開設しています。人文科学専攻では「考古?歴史学」「文学?文化論」「地理?地域論」など多岐に渡る分野を扱います。教育学専攻では、「教育思想」「教育史」「教職研究」「心理学」などが履修できるようになっています。各分野の専門的な研究教育を通じて、より高度な研究能力を開発します。修士課程では、研究能力開発とともに時代の要請に応える、高度な知見を身につけた職業人の養成を目指し、博士課程では学識豊かな研究者の養成を目指しています。入学者受入れの方針(アドミッション?ポリシー)人文科学研究科人文科学専攻 人文科学専攻修士課程では、研究者?高度専門職業人としての学問的基礎を修得し、自立して問題解決に当たることができる能力を備えた人材の養成を目指しています。そのため、次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。1.当該分野に関して旺盛な研究心を有している。2.社会の進展に貢献できる学識と能力を磨きたい。3.専修免許を取得し、高度な専門知識と実践的な指導力を身に研究科長挨拶小野瀨 倫也修士課程人文科学研究科

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