大学院案内ガイドブック2019
91/100

Teacher introduction教員紹介グローバルアジア研究科担当科目については、主な科目を掲載しています。その他の担当科目については、開講予定科目一覧表を参照してください。*印は博士課程を兼ねて担当している教員を表します。原田 信男*HARADA Nobuo担当科目/地域文化演習Ⅰ~Ⅳ、地域文化研究(日本)A?B、地域文化研究実習A?B、他1983年明治大学大学院博士後期課程退学、1987年札幌大学女子短期大学部専任講師を経て教授、2002年国士舘大学21世紀アジア学部教授、ウィーン大学?国際日本文化研究センター?放送大学の客員教授を歴任。博士(史学)。『江戸の料理史』(1989、中公新書)、『歴史のなかの米と肉』(1993、平凡社)、『中世村落の景観と生活』(1999、思文閣)、『いくつもの日本』全7巻(共編、2002、岩波書店)、『コメを選んだ日本の歴史』(2006、文春新書)、『江戸の食生活』(2007、岩波書店)、『食をうたう』(2008、岩波書店)研究テーマ日本の生活文化史を中心に、日本文化論を研究。とくに世界史的視野に立ち、アジアのなかの日本文化という観点で考えてみたい。Message日本人はどう生きてきたか、という問題、すなわち日本とは何か、人間とは何か、さらには自分とは何か、を広く歴史という観点から考えてみたい、と思っています。もともと研究とは、自分発見の旅でもある、と信じています。主な経歴主な著書?論文竹村 英二 TAKEMURA Eiji担当科目/グローバル経営史研究メルボルン大卒。カリフォルニア大バークレー校留学(交換)。ロンドン大院修了。オックスフォード大ペンブロークカレッジ、同クライストチャーチSenior Common Roomならびにハイテーブルメンバー等を歴任。ケンブリッジ大学客員フェロー(2016~)東京大学東洋文化研究所研究協力者、日文研共同研究員。文学博士。学術著書(すべて単著):『江戸後期儒者のフィロロギー』(思文閣出版、2016年)。『幕末期武士/士族の思想と行為 — 武人性と儒学の相生的素養とその転回』(御茶の水書房、二??八年)?The perception of work in Tokugawa Japan:? A study of Ishida Baigan and?Ninomiya Sontoku, UPA, Lanham, Oxford, 1997. 学術論文(すべて単著):「元~清の『尚書』研究と十八世紀日本儒者の『尚書』原典批判」(東京大学『東洋文化研究所紀要』第百六十七冊〈二〇一五年三月〉)/「古典を読む『華隠』(岩波講座『日本の思想』第五巻所収)/「士族企業家荘田平五郎の行為規範—古註学?朱子学?徂徠学の兼採的素養とその企業者的転回」(慶應義塾創立百五十年記念『近代日本研究』)/「荘田平五郎の言動と武士的素養—明治の士族経営者に顕れたる規範と行為」/「『論語知言』における権、道義と業務—幕末考証学の一類型」(『東洋文化』〈無窮会東洋文化研究所紀要〉復刊第百号、他、多数。研究テーマ日本経済思想史(とくに経営理念に関するもの。さらにはその理念の重要な形成因子としての幕末期儒学思想)。日本思想史(とくに儒学を学んだ幕末企業者の基底的素養としての中国上代諸書に関する幕末儒学的学知)Message特定の国、地域に特有の経営システム、その基底としての経営理念?思想は、各々に特徴的な歴史的、文化的諸要素に規定される部分が大きい。現代日本の経営に特徴的な諸側面の、その根源的なものを学びたい学生に履修をすすめる。主な経歴主な著書?論文中山 雅之 NAKAYAMA Masayuki担当科目/ビジネスマネジメント研究A?B、アジアビジネス演習Ⅰ?Ⅳ、他横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士後期課程修了 博士(経営学)国士舘大学21世紀アジア学部 准教授。『産業?組織心理学』(共著)『雲南とコーヒー』研究テーマ営利?非営利組織の起業とマネジメントMessage起業し企業や非営利組織を経営するとはどういうことか。起業と経営について、考え体得する場を提供できればと思います。主な経歴主な著書?論文濱田 英作*HAMADA Eisaku担当科目/歴史研究講義A、地域研究演習Ⅰ~Ⅵ、地域文化特論B早稲田大学大学院文学研究科東洋史専攻博士後期課程単位取得満期退学、札幌国際大学短期大学部助教授、札幌国際大学人文?社会学部助教授、埼玉女子短期大学教授、国士舘大学アジア?日本研究センター教授を経て現職。著書『中国漢代人物伝』(成文堂)、『21世紀アジア学』(共著、成文堂)、『講談社 新シルクロードの旅 第1巻~第3巻』(共著、講談社)、『リーディングス21世紀アジア』(共著、成文堂)、翻訳『シルクロードの伝説』(サイマル出版会)、『シク教』『ヒンズー教』(岩崎書店)研究テーマユーラシアという歴史的?文化的コンテキストの中に、中国という地域およびその周辺領域の成立の経緯を位置づけること。Message「文化」は人間による環境理解の表現の社会的集積である。ゆえに人間が社会的に表現したものごとの時間的集積である「歴史」もまた文化の一部であり、それは人と環境が協働して作り上げた「地域」の上に繰り広げられる。主な経歴主な著書?論文陳 慧 CHEN Hui担当科目/ビジネススキル実習A主な経歴1998年埼玉大学理工学研究科情報数理科学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1998年埼玉大学工学部助教、2001年国士舘大学情報科学センター助教授、2002年21世紀アジア学部兼情報科学センター助教授、2006年教授。“Software Creation: An Intelligent CASE Tool Featuring Automatic Design for Structured Programming”, The Journal of Institute of Electronics, Information and Communication Engineers(N. Tsutsumi, H. Takano, Z. Koonoとの共著)“情報ツール21(第3版)”(昭晃堂出版,矢島鎗司、市村純との共著)研究テーマいかにソフトウェア開発の生産性を向上するかを研究する。また、教育効果を向上させるためにe-Learning の教育デザインを探求する。Message情報?通信技術の急速な進歩によりグローバルな電子商取引や情報交換などが加速している。グローバルビジネスで生かせる異文化のコミュニケーション能力やITの実践的な知識とスキルなどを身につける。主な著書?論文土佐 昌樹 TOSA Masaki担当科目/地域文化演習Ⅰ~Ⅳ、地域文化研究(アジア)A?B、文化政策、地域文化研究実習A?B大阪大学人間科学部研究科博士課程単位取得退学。(韓国)釜山女子大学日本語教育学科客員講師、ハーバード大学人類学科客員研究員、神田外語大学韓国語学科講師等を経て現職。著書に『変わる韓国、変らない韓国――グローバル時代の民族誌に向けて』(洋泉社)、『アジア海賊版文化』(光文社)、共編著に『越境するポピュラー文化と〈想像のアジア〉』(めこん)など。研究テーマナショナリズムからサブカルチャーに至る多様な文化的トピックと格闘しながら、アジアの将来をグローバルな視点から探求することを目指しています。Message文化の問題はグローバル化の進展とともにますます混迷の度合いを深めています。単なる地域研究でなく、グローバルな感覚を大切にしながら、創造的な研究にチャレンジしてもらいたいと思います。主な経歴主な著書?論文グローバルアジア研究科89

元のページ  ../index.html#91

このブックを見る