大学院案内ガイドブック2019
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工学研究科39先輩からのメッセージ林 龍 Hayashi Ryo工学研究科 機械工学専攻 修士課程 1年 先進加工学コース 私は本学の理工学部理工学科機械工学系を卒業し、本大学院の工学研究科に進学しました。 私の進学理由は、大学4年時の卒業研究を行う中で自分の知識不足な点や思考の深さの無さを感じており、そんな中で研究に対して教授からアドバイスしてくださる姿を見て、自分も専門的知識を多く学び、広い視野で物事を考えたいと思ったのとその分野のことについて研究をより深めたいと感じたからです。 大学院の生活内容は、講義?TA?研究がメインとなります。講義では、自分の専門分野や興味のある講義を受講するのが良いと思います。講義の内容は専門的ではありますが、少人数のため、分からないことがあれば質問しやすい環境なので内容の理解も早くなります。次にTAでは、講義のアシスタントとして学部生のサポートをしていきます。ただサポートするだけでなく、内容の復習やわかりやすく理解できるよう指導の仕方を考えたりする場でもあります。大学院の生活の中でほとんどが自由な時間であり、これが研究する時間になります。私は、その時間を自身の研究と他の研究者の論文を読むことと4年生の卒業研究のサポートをする時間にしています。論文を読むことによって新たな発見や実験での失敗の解明に繋がる情報が研究の発展に大きく貢献します。また英語で書かれている論文が多いので英語の見直しや再学習ができるのでおすすめです。4年生の研究をサポートすることで物事を客観的に見ることができ、アドバイスや作業手順の効率化など色々な発想が生まれていくなど、得られることが多くあり大学院の生活は、とても充実しています。 最後に大学院を進学する際に大事だと思うことは、自分自身の成長や将来やりたいこと仕事を実現するために目標を立てることと、目標に対して限られた時間を有効かつ効率良く管理することです。2年間はあっという間ですが、大学院でしか得られない知識や経験があるのでさまざまなことに挑戦してほしいと思います。MonTueWedThuFriSat1機械工学特別研究Ⅰ機械工学特別演習Ⅱ機械工学特別講義G2機械工学特別演習Ⅰ金型技術特論機械工学特別講義H機械工学特別研究Ⅱ3応用数学特論B4エンジン設計特論5機械工学特別講義B67修士1年次時間割山下 浩一朗 Yamashita Koichiro工学研究科 建設専攻 修士課程 1年 福祉住環境コース 私は、本学の理工学部理工学科建築学系を卒業し、本大学院工学研究科建設専攻に進学しました。 大学生の時は、学部1年時から研究室のプロジェクトに参加させてもらい、講義と並行して積極的に研究活動に励んできました。2、3年時に学会で講演をしたことや、3、4年時は他大学の学生と協力してコンペに挑むなど様々な経験をしてきました。その中で専門である都市計画や交通工学の知識がついたことや授業や研究を進める上でGISやillustratorなどといった専門的なソフトウェアなども扱えるようになりました。この知識や経験を4年間で終わらせてしまうのはもったいないと感じ、さらに自身の能力や専門性を高めるために大学院への進学を決めました。 学部1年からの4年間研究活動を意欲的に勤しんでいたため、大学院入学前と入学後約2か月では研究面においては大きな変化は今のところありません。しかし、講義においては専門的な勉強をするという点では一緒ですが、学部4年間で受けたものとは違うと感じました。その点は大きく分けて2つあります。1つ目は講義が少人数で行われる点です。大学院生自体の定数が少人数なため、講義によっては教員と学生が一対一の状況もあります。そのため自分のペースで授業を進めていただくことができ、わからない点や、もう少し細かく知りたいことなどを聞くことができるため、より深く理解することができます。2つ目は講義の形態です。参考書を毎週1~2章程度を学生が要約してプレゼンをするなど、教員だけが話す講義ではなく、教員と学生で講義を進行していくことで受け身であった学部時代の講義とは違い、より興味をもって取り組むことができます。 将来自分がやりたい職業が今の自分には難しいと感じている人は一度大学院に進学することも視野に入れてみてください。大学の4年間と違い、大学院では卒業に必要な単位もあまり多くはないため、自由な時間ができます。その時間を使って自分のスキルアップをすれば、今は難しいと思っている職業にも手が届くかもしれません。20代の2年間は貴重なものですが、その時間を掛ける価値は十分にあると思います。松崎 香穂 Matsuzaki Kaho工学研究科電気工学専攻 修士課程 1年 医工学システムコース 私は、学部時代より本学の理工学部健康医工学系に所属しており、スポーツ分野(解剖学?バイオメカニクス等)を中心に医療?医用工学と幅広く学んできました。私が大学院に進学した理由は、学部生時代から教授方から進学を勧められていたこともありますが、3年次の3月に自身の研究に対する満足感があまりなくこのまま人と同じように就活をすることに不安感を抱き、自分が納得するまで誰よりも研究に専念し、専門性を高めたいと考えたためです。 大学院生の生活は、講義?TA?研究がメインです。講義の内容はひたすらノートをとることよりも教授?講師の方とのディスカッションをしながら進めていく輪講形式の講義が主となっています。自分の考えや疑問に感じたこと、わからない点など積極的に発言することができ、その場で解決するため納得できないまま講義が終わるということはありません。またTA?研究室では後輩(学部生)への指導を行います。自分の時間を割くことにはなりますが、非常に有益な時間です。わかりやすく指導するには自分が理解していることが大前提であるため、後輩は何につまずいているのか、どのような研究がしたいのかを把握し、アドバイスができるようその分野の勉強をしています。大変ではありますが自分の知識にもなるので異なるテーマの研究でも有難く感じています。 学部生と比べると大学院生は、自分の時間を有効に使うことができます。特に、大学院生として時間を使ってチャレンジすべきことは学会発表ではないかと思います。私は学部生時代に学会発表に挑戦しました。大勢の前でプレゼンテーションをすることはあまりないことですし、もちろん緊張しました。ですが、多くの方に自分の研究に興味を持っていただける絶好の機会だと思いますし、より専門的なことを行っている方からご助言をいただき研究のデザインを見直すとても良い経験になりました。またその学会で特別賞をいただき今後の励みにもなりました。また自らの勉強や研究だけでなく学外からの刺激は必要だと考えます。私は他大学の方の研究を見学させていただいたり専門としている方々からお話を伺ったりして研究の糧にしています。 大学院の2年間は非常に短いため、高い目標とそれを達成するための行動力により充実した時間が過ごせると考えています。挑戦することは怖いかもしれませんが、それ以上の自信がついてくるので是非自分の可能性を試してみてほしいと思います。MonTueWedThuFriSat12ソフトウエア工学特論情報工学特論3電磁波応用工学特論電気工学特別研究Ⅱ4医用電子工学特論アカデミック英語信号処理工学特論5電気工学特別演習Ⅰ電気工学特別研究Ⅰ電気工学特別演習Ⅱメディア情報処理学特論スポーツ医工学特論67修士1年次時間割MonTueWedThuFriSat1都市交通計画特論都市?地域環境特論2地盤防災特論建築史特論公共空間デザイン特論3建設工学特別研究Ⅰ構造解析特論福祉医療特論建設工学特別研究Ⅱ4建設工学特別演習Ⅰ建設工学特別演習Ⅱ5岩石学特論環境設備工学特論67修士1年次時間割

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